インバルと

ベルリン交響楽団でした、スイマセン。で無事、というか行って参りました、ソリストがインフルエンザにより代役、というかメンデルスゾーンのVn協奏曲とマーラーの第9はどこかバランスが悪いような・・ユダヤ人繋がりなのは分かりますが・・。で、協奏曲の方は代役の方のVnの落ち着いた音色が耳に心地よい佳演、素敵でした。で皆さんこれがお目当てのマーラー9ですが厚く渋い弦、ゆとりのある金管は来日オケらしく申し分なし、ただ熱い、というよりも端正、丁寧だなぁ、インバルはそういう指揮者なんだなぁ、音盤が与えてくれる印象とあまり変わらないなぁ、残念だなぁとの印象を持ちそうになったのですが。。終楽章で豹変、ようやくマーラーの絶叫とインバルの歌が同時に聞こえるような、隠していた宝刀を抜いたような、ほんとに素晴らしい終楽章でございました。
某巨大掲示板によりますと昨日は秋田での公演(で明日は東京ってもう少し考えてあげた方が^^;)、その上インバルも実は体調不良(そういえば楽章間は椅子に腰掛けて丁寧に水分補給をしておられました。)とのこと。あぁだから抜くとこは抜くってな感じの演奏になってしまった訳ですね。でもさすがでした。客入りは日曜日ということも手伝ったか最高といえるのでは。フライング拍手もフライングブラボーも無く(よく我慢してくれました!)そこら辺も気持ちよかったですね。