セーゲルスタム節

たとえばSRにてのセーゲルスタムの演奏で時々体験できるような、期待はずれ、というのでもなく、間違った期待、過度の期待を、していたのかなぁと、感じた時が、あったよなぁと、思い起こさせる、新世界でした。不思議なのは前プロの、展覧会の絵はいわゆる期待通りのセーゲルスタム節というか、らしさを強く感じさせてくれる演奏でしたので、「曲との相性」のようなものが、あるんだろうなぁと、感じはじめた次第です。オーケストラそのものは新世界の方が好調子だったのは明らかでしたので。  読響は朝比奈統治時の大フィルと(といっても最晩年のんしか知らないのですが)、雰囲気が重なりました。
新しいホールはまだ良くわからんです。オーケストラ背面に座席もオルガンもなく、余白が少ないので打楽器系の音が結構よく飛んできます。舞台の“鳴り”のような効果も強く出ているような。これが良いのか悪いのかはよく解りません。いろんな席で聴いてみたいですね。オーケストラなら一階前ブロックよりも中ブロックの方がよさげ、あと1階サイド&2階サイドの後ろの方で、安い席が出るのなら、嬉しいかなぁといった感じです。あと座席そのものは新築ホールにしては少々窮屈でした。

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20060109 11.00
Förmiddag med Gunnar de Frumerie
1. Pastoralsvit (1938). Solist: Börje Mårelius, flöjt.
Sveriges Radios Symfoniorkester.
Dirigent: Sergiu Celibidache. Konsert 1969, Flyghangaren Frösön.
3. Symfoniska variationer (1941). Sveriges Radios Symfoniorkester.
Dirigent: Okko Kamu. Konsert 1977, Musikaliska akademien, Stockholm.